皆さまこんにちは!ケーズ住宅販売の辻村です。
梅雨真っ只中でジメジメしていますが、体調など崩されていませんでしょうか?
暑がりな私にはちょっとツライ季節です(^_^;)
さて今回は住宅ローン金利について、今週と来週、3回に分けてお話致します。
まず今週は「変動金利」から。
変動金利とはその名の通り金利が一定ではなく、主に景気によって変動する金利で、具体的には「短期プライムレート」に連動して上下します。
「短期プライムレート」とは、金融機関が優良企業に短期で融資するときに適用する金利で、昔の公定歩合と同様、景気が上向けば上がり、景気が後退すれば下がる傾向にあります。
上記を踏まえて変動金利のポイントを下記にあげますと、
●金利の見直しは年2回(基本的に4月と10月)
●見直しは年2回行いますが、実際の支払額は5年間一定で5年毎に変動します。つまりローンが始まってから5年経過後、その時点での金利が今まで支払ってきた5年間の金利トータルより上がっていれば次の5年間の支払額は上がり、逆にその時点での金利が下がっていれば、支払額も下がることになります。また、その次の5年後も同じように支払額の見直しが行われ、5年毎にそれが繰り返されます。
●万が一景気が急上昇し、5年後に金利がドーンと上がってしまった場合は「125%ルール」というルールがあり、仮にいくら金利があがっていようとも支払額はそれまで払ってきた金額の1.25倍までに抑えられます。例えばそれまでの支払額が70,000円だった場合、その1.25倍87,500円となります。
さて以上のような特徴のある変動金利ですが、過去の推移を見てみると、
※黄色のグラフが変動金利です。 ※住宅支援機構HPより抜粋
バブル期の平成2年~3年の8%超えから、バブルがはじけて急落し、平成7年頃から現在まで、多少の上下はあるもののほぼ横ばい状態となっております。
ここ数年、金利別でみますと「変動金利」を選ぶ人が圧倒的に多く、5割~6割が変動金利となっております。
短期固定や長期固定はその期間が長ければ長いほど、金利は高くなります。
ですのでその期間は変動しないという「安心」を「高い金利」で買う、というようなイメージですね。
ただ、上記のグラフをみると平成7年から20年以上、変動の上下はほぼなく、結果的には変動金利の方が得だったようです。
さて、次回は引き続き「変動金利」の実勢状況をお話させて頂きます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます(^-^)/