皆さまこんにちは!ケーズ住宅販売の辻村です。
さて、今回は先週に引き続き「変動金利」について、実勢状況をお話しいたします。
この2.475%というのは都銀4行(三井住友・三菱UFJ・みずほ・りそな)の店頭金利です。
この店頭金利がそのまま適用金利になるのではなく、お申し込みされたお客様の情報をもとに審査し、その審査結果によって優遇措置があり、実際の適用金利が決まります。
ではこの優遇措置とはどれくらいかと言いますと、おおよそ
-1.6%から-2.005%の間で決まります。※りそな銀行の場合
-1.6%優遇なら2.475%ー1.6%=0.875%が適用金利となり、
-2.005%優遇なら2.475%-2.005%=0.47%が適用金利となります。
例えば、お借入額3,000万円 期間35年 ボーナス払いなしで
●0.875%・・・月々82,949円 ●0.47%・・・月々77,478円
この優遇幅は各銀行の審査基準により、お客様のお申込み状況(ご年収・お借入額・ご勤務先等)で決まります。
そしてこの優遇金利は、基準となる店頭金利が上がっても下がっても、35年間最後までついてきます。
これが大きいのです。
と言いますのは、平成7年から店頭金利である2.475%はほとんど動きがないのですが、この最大優遇で0.47%というのは、ほんのここ数年前からです。
私が家を買った10年前なら、おおよそ1.075%~1.375%が実勢の適用金利でした。
もともとこの優遇幅は各銀行、お客様獲得のための競争という面があり、7~8年前くらいに1%を切り、ここ数年に台頭してきたネット銀行(住信SBI、イオン銀行、じぶん銀行など)の登場により、一気に0.5%を切るというような、ちょっと競争が過熱気味になっているようです。
ですので、いったん-2.005%前後の優遇をとってしまえば、今後金利が上がっても、その優遇幅はいきてくることになります。
仮に急に景気が上向き、店頭金利が2.475%から3.475%まで1%急上昇しても、実際に払う適用金利は1.47%となります。
マイホームを買う側にとっては、良い時代になりましたね!
それでは次回は「固定金利」についてお話し致します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます(^-^)/