今回は中古戸建て購入の際、注意して頂きたいポイントを2週にわたってお話し致します。
まずは以下の3点にご注意ください。
1.雨漏れの有無・補修歴
2.売主が不動産業者か個人か?
3.築年数が平成12年以降かその前か?(特に大阪市内の場合)
まず1.雨漏れの有無・補修歴について、当然中古住宅ですので、キッチン・お風呂の設備や給湯器などが正常に作動しているかどうかも確認しなければなりませんが、重要度でいうと雨漏れが一番のポイントとなります。
と言いますのは万が一不具合があった場合、やはり補修費用が高額となり、かつ古い建物であれば雨漏れがあってもおかしくありません。
補修費用はケースバイケースですが、原因が屋根からの場合、ざっくり言っても50万円以上は必要になると思います。
場合によっては100万円以上かかることもめずらしくありません。
やはりこの雨漏れについては特に、売主さんに確認が必要です。
逆に内装の汚れや多少のキズなどは、あまり重要視されない方が良いように思います。
不動産の価値というのは、建物のキレイさもありますが、やはり重要なのは立地、価格、広さ、が重要ではないでしょうか。
また、単純に立地といっても例えば前面の道路が狭い場合だと、そこを検討される方によって評価は分かれます。
通勤やお買い物に車をお使いの方なら、毎日狭い道を通らねばならないですし、車庫入れも気を使わないといけません。毎日のことですのでそこは重要です。
逆に車は休日に家族で出かける時だけで、毎日の通勤・通学、お買い物は自転車か徒歩で、というご家族なら多少道が狭くても、他の条件が魅力的ならばそこはあまりマイナスポイントにはならないでしょう。
このように不動産を選ぶときのポイントはいくつかありますので、譲れるポイント、譲れないポイントをしっかりご家族で話し合われて決めておくことが重要です。
それらを踏まえたうえで、この「雨漏れ」についてはしっかり確認して頂きたいと思います。
もちろん過去に雨漏れがあったらその物件はNG、ということではなく、「いつごろ雨漏れがあったのか?・雨漏れがあった箇所・補修内容とその後の経過状況」をしっかり確認し、納得したうえで決断することが肝要です。
新居に引っ越したら、「全く予期せぬ雨漏れ」があると非常に残念ですよね…
それでは次回、2.売主が不動産業者か個人か? 3.築年数が平成12年以降かその前か?についてお話いたします。
また来週!(^-^)/