今年も早いものであと2週間と少し。
やり残しがないよう、頑張っていきましょう!
さて今回は日本の一戸建て住宅の主な構造は木造か鉄骨造になりますが、どちらが良いのか?についてお話します。
新築の一戸建てをご検討されているお客様から、鉄骨造が良いのでは?というご質問を頂くことがあります。
その理由については、「地震に強そうだから」「火災に強そうだから」など、なんとなく「強そうだから」という意見が多いです。
実際、2年前の熊本地震においても倒壊した家屋のほとんどは木造でした。
ただ倒壊した木造は1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の建物が圧倒的に多く、1981年~2000年に建てられた「新耐震基準」の建物では「旧耐震」に比べるとその割合はかなり減少しているようです。
また、さらに2000年以降の現在の基準で建てられた建物で大きな被害を受けた住宅は少なく(※注1)、これから建てる木造であれば、一概に鉄骨より耐震強度が弱いとは言い切れないようです。
※注1 調査対象の益城町の2562棟中7棟程度
確かに鉄骨の柱と木の柱、1本単体で見ると鉄骨の方が圧倒的に強いのですが、柱・梁を組み上げて壁も構造体として完成した「建物全体」での強度については耐震等級で表され、例えば「耐震等級1」の木造と鉄骨造では地震に抵抗する強度の基準は
同じです。
そう考えますと、鉄骨にすることによるメリットは何か?
また次回お話いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
また来週(^_^)/