皆さまこんにちは、ケーズ住宅販売の辻村です!
あっという間に2月が過ぎ、だんだん暖かくなって来ましたね(^_^)
さて、今回は不動産の取引に関連する「資格」についてお話します。
●宅地建物取引士●
まずはじめに不動産の営業マンにとって必須となる資格です。
試験の合格率はおおよそ15%と少し難しそうなイメージをお持ちの方もおられますが、しっかり勉強すれば独学でも十分取れる資格です。
この宅建士の一番重要な仕事は、売買・賃貸の契約前に、その物件について詳しい説明を買主・借主に行うことです。
これは「重要事項説明書」という書面を交付し、買主・借主に署名、捺印を頂く書類で、「契約書」と同等の重要度のあるものです。
重要事項説明書の主な説明事項
・不動産の表示(物件の所在地や面積など)
・登記簿に記載された事項
・都市計画法・建築基準法等の法令関係
・前面道路について(道路の種類・幅、接道長さ、向きなど)
・水道、ガス、電気などライフラインについて
・売買代金以外に授受される金銭の額
・契約の解除に関する事項
・損害賠償額の予定、違約金に関する事項
・手付金・支払い金等の保全措置について
・金融機関に関する事項
・瑕疵担保責任について
・その他重要な事項
以上のような事項をご説明し、しっかり買主・借主さんに物件の概要を把握して頂いた上でご契約となります。
この時、宅建士の免許証を買主・借主に提示するよう義務付けられております。
●司法書士●
主に不動産の権利の登記手続きの代理を行う法律の専門家です。
不動産取引において権利に関する主な登記
・所有権移転登記
・所有権保存登記
・抵当権設定登記
・抹消登記
・地役権、地上権、賃借権などの設定登記等
こちらの試験はかなり難関で、合格率も3%前後となっております。
また、他にも民事訴訟手続きの代理(目的額が一定以下のもの)なども行います。
●土地家屋調査士●
こちらも登記に関する専門家ですが、司法書士の行う権利に関する登記に対して、表示に関する登記手続きを行います。
表示に関する登記とは、所有権や抵当権などの権利に関するものの前提となっているもので、例えば新しい建物が新築されると、まずこの表示登記を行わないと所有権や抵当権の設定も行うことができません。
人間で言うと出生届のようなもので、これがなければ戸籍が無いというのと同じことです。
また、測量の専門家でもあり、土地や家屋の測量、土地の筆界手続きの代理などを行います。
かなり難関で合格率は6%~7%前後となっております。
●建築士●
こちらは建物の設計・工事監理業務を行う建築の専門家で、目的の建物の規模により、一級と二級に分かれます。
試験は二級は難易度も比較的優しいようですが、一級となるとかなり難しいようで、合格率は学科と製図の総合でおおむね10%程度となっております。
●損害保険募集人●
不動産取引では建物の火災保険が関連してきますので、不動産会社も保険会社の代理店業務も行っているのが一般的で、私たち営業マンもこの資格は持っております。
私たちに必要な資格は「損保一般試験」を受験するのですが、難易度は上記の試験に比べてかなり優しく、おまり落ちる人はいません。
●弁護士・税理士●
こちらは皆さんもご存じのように、それぞれ法律と税務のスペシャリストで、一般的なマイホームの購入や売却ではあまり関連はありませんが、例えば法人格での取引きやトラブルなどがあった場合、関係してくる専門家です。
おおむね以上が不動産取引に関連する資格となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
また来週(^_^)/