皆さまこんにちは、ケーズ住宅販売の辻村です。
今日は地盤改良についてお話します。
地盤改良って何?とあまりなじみがない方が多いと思いますが、新しく一戸建てを建てる際、将来地盤沈下などによって建物が傾いたりしないよう、建物を建てる前に地盤をしっかり補強する必要があり、この工事を「地盤改良工事」と言います。
この地盤改良工事、一般的な2階建て・3階建ての住宅の場合、大まかに分けて3種類の工法があります。
・表層改良工法
・柱状改良工法
・鋼管杭工法
それぞれどの工法を採用したら良いかについては、建築場所のもともとの地盤強度、建物の規模・構造(重さ)によって変わります。
住宅を注文住宅などで建てられた方はご存知かと思いますが、当初の新築工事の見積もり書には地盤改良は「別途」および「概算」などと表記されます。
と、いいますのはどの工法を採用し、どれだけの改良をするかについては、実際に建てる建物の規模・構造が決まり、現地の地盤を調査してどれだけの強度があるのかを測定しなければ判明しませんので、当初の見積もり段階では地盤改良費用がわからないのです。
ですので建物の設計がある程度出来上がった段階で地盤調査を行い、その結果によって地盤改良の工法、費用が確定します。
一般的に比較的もともとの地盤が固い場合は表層改良、軟弱な地盤の場合は柱状改良、また建物の重量が重く(鉄骨造など)、かつ軟弱な地盤な場合には鋼管杭工法が採用されます。
↓地盤調査の結果、「表層改良」が良いとの判定結果が出た例↓
費用も鋼管杭>柱状改良>表層改良の順に大きくなります。
それでは次回、実際にどれくらいの費用がかかるのか、などお話します。
それではまた来週(^_^)/