今日は前回に引き続き、住宅性能表示について、特に重要な4つの必須項目のお話をします。
●必須項目●
1.構造の安定に関する事
地震や台風による風、積雪に対する強さを等級で表します。
・耐震等級1~3(3が最も強い)
※耐震等級については以前のブログにて詳しくお話しています
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https://www.ks-jyutaku.net/blog/entry-116169/
・耐風等級1~2
等級1 極めて稀に(500年に1度)発生する暴風に対して倒壊せず、稀に(50年に1度)発生する暴風に対して損傷しない程度。
等級2 上記等級1の1.2倍の強さを有するもの。
・耐雪等級1~2
等級1 極めて稀に(500年に1度)発生する雪に対して倒壊せず、稀に(50年に1度)発生する雪に対して損傷しない程度。
等級2 上記等級1の1.2倍の強さを有するもの。
2.温熱環境
冬は暖かく、夏は涼しく過ごすため、冷暖房に要するエネルギー消費量を目安に等級を1~4に分けて評価します。
各等級は国が制定した「省エネルギー基準」によってわけられます。
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3.劣化の軽減
建物に使用される構造部材(柱や壁など)について、劣化対策を施されている程度で等級1~3に分けて評価されています。
・等級1 建築基準法で定められている最低基準
・等級2 大規模な修繕工事が必要とするまでに2世代の期間を有するもの
・等級3 大規模な修繕工事が必要とするまでに3世代の期間を有するもの
※1世代と25年~30年
4.維持管理・更新への配慮
給排水管・給湯管・ガス管などの維持管理、更新(交換)のしやすさなどの対策によって等級1~3に分かれています。
特に配慮されたものが等級3と最も高い評価となります。
以上、住宅性能表示制度の4つの必須項目についてお話いたしました。
この制度を利用することにより、費用は掛かりますがご自分の住む家に「安心」がついてくると同時に、将来売ることになっても付加価値が期待できますね。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございます!
また次回(^_^)/