今日は前回に引き続き「団体信用生命保険」のお話です。
この「団信」は前回にお話ししたよう、基本的にどの金融機関でも加入することが条件となっております。
ですので、例えば持病があり、現在治療中の場合、その状況によっては加入できない場合があります。
その場合まず持病等があっても比較的審査基準の低い「ワイド団信」という商品があります。
このワイド団信は一般の団信に加入できない場合でも、健康状態の審査基準のハードルを下げて、持病のある方などへのニーズにこたえるものです。
ただ、やはり一般の団信より保険料が割高となります。
こちらも保険会社によって異なりますが、おおよそ0.2%~0.3%金利がアップとなる場合が多いです。
また、このワイド団信でも健康状態によっては加入できない場合があります。
その場合、まず一般の金融機関の住宅ローンはあきらめなければなりません。
そこで次に考えられるのはフラット35で住宅ローンを借りる方法です。
一般の金融機関ではなく、住宅金融支援機構が保証を行うフラット35は団信への加入は任意となりますので、もし審査に通らなければ不加入でも住宅ローンを組むことができます。
ただ、やはり万が一の時には住宅ローンの債務は残り、相続されたご家族は完済する義務が残ります。
ですので、例えば現在加入している生命保険をご確認頂き、万一の時はその保険金で対応できるか、または団信以外の比較的審査のゆるい生命保険に新たに加入するなど、しっかりとした対策が必要となります。
いずれにしましても、金額が大きく、返済期間も長い住宅ローン、思いがけない不測の事態に備えておくことが肝要です。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございます!
また次回(*^_^*)/