今日は私たち不動産業の歴史について、ちょっと調べてみました。
不動産の仲介業としては遡ると江戸時代になりますが、このころは原則「田畑永代売買禁止令」により田畑の売買は出来ず、江戸など城下町で一部の富裕層のみが取引きされていたくらいで、まだまだ「不動産業」という概念はあまりなかったようです。
それから明治に入り、「田畑永代売買禁止令」の解除や、「地租改正」により、土地の所有、資産価値が認められるようになり、不動産取引が活発に行われるようになってゆきます。
明治の中期になると、仲介業専門の業者が現れるようになります。
現在でも残る大手の「東京建物」の創業もこの頃です。
そして明治末期から大正にかけて、それまでの仲介業のみでなく、開発事業が活発になってゆきます。
この分野に最も早く進出したのは関西の私鉄で、現在の阪急・阪神電鉄が路線開通に沿って大規模な宅地開発を行い、のちに関東でも西武鉄道や東急電鉄などが住宅地・観光地の開発を進めてゆきます。
やがて宅地造成・宅地分譲を専業とする分譲業者も現れ、仲介業者とはまた違った独自の業界を形成してゆきました。
そして昭和に入り、それまで不動産を所有するのは一部の富裕層・大地主のみという時代から、一般庶民も不動産が持てる時代にだんだん変容することになります。
では、続きはまた次回!
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