皆さまこんにちは、辻村です!
前回に引き続き、不動産業界の歴史について。
明治から徐々に不動産流通が活発になり、宅地開発や観光地開発などで不動産業界は形成されて行きましたが、昭和に入って戦後のハイパーインフレの中、深刻な住宅不足に陥ります。
住宅だけでなく、食料や日用品などいろいろなものが不足し、闇市が横行するようになります。

そうした背景もあり、多くの悪徳不動産業者が現れました。
当時の新聞などではこの悪徳不動産業者の記事が多く取り上げられ、社会現象となっていたようで、「周旋屋」「千三ツ屋」などの蔑称もこの頃に生まれたようです。
今でもご年配の方からは「周旋屋さん」と呼ばれることがあります(^_^;)
こうした中、やはり経済復興、発展にはこのような業者を野放しにしておくことはできず、宅地建物取引業法の制定や、登録制から免許制度に移行し、やがてこのような業者は淘汰されて行きます。
また同時に建築基準法の制定、住宅金融公庫の設立などを経て、住宅不足の解消、高度成長期へ発展、今日の不動産業界へと続いて行きます。
今コロナ禍の中、私たちの業界も少子化、空き家問題など新たな転換期に入っており、今後生き残っていくのには、やはりまずは真摯な姿勢で日々の仕事に取り組んでいかねば、と思う今日この頃です。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございます!
また次回(*^_^*)/