早いものでもう11月、朝晩少し寒くなってきました。
暑さが苦手な私には嬉しい季節です(*^_^*)
さて、今日は家づくりに携わる「職人さん」「技術屋さん」についてお話します。
みなさん、家を1件建てるのに、どれくらいの業種の職人さんや、専門の技術屋さんが関わっているかご存じでしょうか?
一般的に家を建てるというと、やっぱり大工さんが一番に出てくると思うのですが、当然大工さんだけでは家は建ちません。
ということで、家を建てるのにどんな職人さんや技術屋さんがいるのか見ていきましょう。
●測量士(土地家屋調査士)
まずは家を建てる土地の面積、地型、寸法を測量し、図面化します。思い描いている間取りの家が建てられるのか、また駐車場や庭の広さなど、この測量士が作成した図面をもとに検討していきます。
●設計士
こちらはみなさんご存じのように、間取りをプランニングし、デザインや法規チェック、構造計算、役所への各種申請、また注文建築等であれば現場の監理などを行う技術屋さんです。
●現場監督
現場監督さんも一般的によく知られている職業ですが、具体的には現場の工程管理(工事の進捗)・品質管理(家の出来栄え)・安全管理(事故、災害の防止)が主な仕事で、さまざまな職人さんとコミュニケーションをとりながら工事を進めていく管理職です。
●解体屋さん
まず家を建てる前に、その土地に古い建物がある場合、それを取り壊さないといけません。その取り壊しのプロです。やはり建物を新築する場合、近隣になるべく迷惑を掛けずに工事を進めたいのですが、その取り掛かりの作業で、きっちりやってくれる職人がいる解体屋さんにお願いすると、その後の近隣対策がスムーズに進めて行けます。
●地盤調査屋さん
さて家の設計図も完成し、古い建物も解体して更地にしたら、次にその土地の地盤がどういう状況かを調べなければなりません。地盤の固さは?土の種類は?地下水の量は?など、設計した建物をキチンと支えることが出来る強度があるかどうかを調査・判定する地中の専門家です。
●地盤改良工事屋さん
地盤調査の結果、十分な強度のある地盤なら問題ないのですが、軟弱地盤だった場合、その地盤を改良して強固なものにしなければなりません。軟弱さの度合いによっていろいろな工法があるのですが、一般にセメントの杭を地中に設置する工法が多いです。せっかく建物を頑丈に設計しても、その土台となる地盤が軟弱では元も子もありませんので、重要な工程になります。
●基礎工事屋さん
地盤がしっかりしたらいよいよ基礎工事です。設計図に基づいて地盤を掘削し、型枠を組み立て、コンクリートを流して基礎をつくる職人さんです。
●鉄筋屋さん
基礎屋さんが地盤を掘削し、地ならしをしたのち、型枠を立てる前に基礎の中の鉄筋を組みたてる職人さんです。
これもコンクリートを流し込む前に、役所から委託された検査官が現場に来てチェックを行う、非常に重要な作業です。
ここまで来てようやく上物を建てる準備が整った状況です。
意外といろんな業種の人達が関わっているんだなと思われた方もいるのではないでしょうか?
それではまた次回、いよいよ建物の上棟に進んでいきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございます(*^_^*)/